W03雑文#2。

1日使ってみた感想としては、標準状態でも使い物になるんじゃないか、という感じ。
勿論、追加ソフトを色々とインストールした方が便利なのは間違いないのだけれど、以前のWindowsMobileで感じた不満の多くは解消されている。
 
Ad[es]と比べて、良いなあと感じたことを列挙してみよう。
 
一番のインパクトは外見の違いだろう。一見、Softbankのフルフェイスケータイに見え、電話している姿にまったく無理はない。なのに、スライドするとキーボードが出てくる驚き。スマートフォン好きが、持っていて恥ずかしくないというのはとても嬉しい変化だ。
 
外見サイズの変化に伴って、キーボードがとても打ちやすくなった。親指打ちで届く範囲に無理がなくなったのだ。ボクは手の小さい方なので、とてもありがたい。女性でも十分使いこなせるサイズになっていると思う。
 
動作もかなりキビキビしている。特に文字入力の軽さは特筆ものだろう。正直、ATOK慣れした身体には、厳しいところも多数あるわけだが、慣れで解決できる範囲内だと信じることにする。(不満点は機会があれば後述する)
 
ソフト的には、MENUボタンで出てくるホームメニューがかなりお気に入りだ。フレームレートの高いアニメーションで、かつ、指タッチを意識したインタフェースになっている。「カメラとかの機能ってどう呼び出すんだっけ」というとき、とりあえずMENUボタンを押せば探し出せる。カスタマイズを進めると邪魔になるとは思うけれど、「とりあえずMENUボタン」という安心感は重要なことだ。
 
ついに内蔵されたBluetoothもすごく嬉しい。無線ヘッドセットで会話できる気軽さは、同じWILLCOM同士なら通話無料なこともあわせて、使いやすすぎる。
実はW03を買った初日から、この組み合わせで、弊社プログラマとつなぎっぱなしの会話をしつつ仕事をこなし、大変愛着が沸いてしまった。早くも、「この環境手放せない!」気持ちだ。
 
ワンセグ内蔵もニュースではある。個人的にはあまり興味ない機能だが、試しに見てみると、チューニング速度や映像レベルもよく出来ていると思わされた。PC向けUSBワンセグチューナに関わった経験がある者としては、WindowsMobile上でよくこれだけの調整ができたな、と感心する。
 
カメラにオートフォーカスがついたことは、今後、使用頻度が上がる予感をさせられる。特に、マクロ撮影で撮ることが多い、デバイスやら料理やらは、今までよりずっと美しく映るだろう。まさに、ブロガー御用達といったところか。
 
全体として、ハードもソフトもこなれてきて、完成度が上がったなあという感想だ。いつもなら、ここが不満だからソフト作っちゃえ、と思うところなのだけど(UtilityPlusとかXcrawlExとか)、今のところ、急務とは感じない。
ご多分に漏れず、イルミネーションキーはどうにかならんのか、という不満もあるにはあるのだけど、それは不満を書く機会に残しておこう。
 
W-ZERO3シリーズが出て初めて、スマートフォンに詳しくない人にも「セッティングしてあげるよ」という言葉無しに薦められるスマートフォンになったのではないかな、と思う。
うん、良い出来だよ、WILLCOM03